前回記事の続きです。
ansible2 を yum (epel リポジトリ) からインストールしたとして、
小難しい設定を抜きにして、まずはいくつか動作をさせてみます。
なお、管理対象マシンの IP は 192.168.0.100 とします。
管理対象マシンを登録
まず、管理対象のマシンを ansible に登録します。
/etc/ansible/hosts と言う設定ファイルがインストール後に作成されているはずなので、これに管理対象マシンのホスト名、または IP アドレスを記載します。
hosts ファイルはシンプルかつ、記述例がファイルにコメントとして記載されていますので、サクッと追記します。
vi /etc/ansible/hosts
192.168.0.100
テスト用モジュール ping の実行
早速テストを実行してみます。
ansible all -m ping -k
ssh ログインするためのパスワードを入力するプロンプトが表示されるので、パスワードを入力。うまくいけば下記の内容が帰ってきます。
192.168.0.100 | SUCCESS => { "changed": false, "ping": "pong" }
なお、この時 ssh による接続は ansible コマンド実行時のユーザーで実行されます。
別のユーザーを指定したい時には -u オプションを使います。
ansible all -u yosikawa -m ping -k
また、ここでは ssh のログイン時にパスワード認証を利用する為に -k オプションを付与していますが、管理対象サーバーへ公開鍵認証でログインできるのであれば -k オプションは要りません。
公開鍵認証の設定方法は説明しませんが、こちら 辺りもよろしければご参考までに。
次回
これで ansible を使って対象サーバーをいじる準備ができました。
次は ansible コマンドを使って実際にサーバーの設定等を変更しつつ、ansible の各種モジュールについてメモしたいと思います。
参考
相変わらずのさくらさんの記事ほぼそのまま感。
エージェントレスでシンプルな構成管理ツール「Ansible」入門 | さくらのナレッジ
http://knowledge.sakura.ad.jp/tech/3124/
ansible の公式ドキュメント。結局はここを読む。
Ansible Documentation
http://docs.ansible.com/ansible/